実家の解体、何から始める?片付けから手続きまで7つの手順【広島】
親から実家を相続したものの、住む予定がない。遠方に住んでいて管理もできない。そんなとき、選択肢の1つになるのが実家の解体です。建て替えて住む予定がある場合も、まずは今の家を解体するところから始まります。
裕美工業に寄せられる実家の解体のご相談で、最初に多いのは「だいたい、いくらかかるのか」という質問です。そこでこの記事では、実家の解体費用の目安から、相続人どうしで確認しておくこと、見積もりから支払いまでの流れ、補助金まで、実際に進める順番で解説します。
実家の解体費用の目安
実家の解体費用は、建物の構造と広さでおおよその見当がつきます。木造の一軒家なら、坪あたり2.8万〜5万円(税抜)が目安です。30坪の木造住宅なら、建物本体でおよそ84万〜150万円(税抜)になります。
実際の金額は、重機が入れるかどうか、ブロック塀や庭木などの外構をどこまで撤去するか、家財がどれくらい残っているかで変わります。
解体費用の内訳や、見積もりから費用が増えるケースは、「家の解体費用の相場は?坪単価の目安と追加費用が出るケース【広島】」で詳しく紹介しています。
解体を決める前に、相続人どうしで確認しておくこと
名義と、相続人全員の同意
実家の解体は、建物の持ち主(名義人)の同意がなければ進められません。相続人が複数いる場合は、相続人全員の同意が必要です。
裕美工業にご相談いただく中でも、相続人どうしの意見が分かれて話が止まるのはよくあることです。一人は解体して土地を売りたいけれど、もう一人は思い出があるので壊したくない、リフォームして残したい、というケースです。
実例:相続人3名で、見積もりを取ってから協議に入ったケース
裕美工業のホームページからご相談いただいた、実家の解体の例です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 相続人 | 3名。ご相談者は県外にお住まいで、土地として売りたいご意向 |
| ご相談前に聞いていた金額 | 不動産会社から「庭石や植栽も多いので250万円くらいかかるのでは」 |
| 裕美工業の見積もり | 約180万円 |
| その後 | 見積もりの内訳に納得いただいたが、ほかの相続人との協議のため保留中 |
裕美工業では、現地を見たうえで、何にいくらかかるのかを項目ごとに見積書に書いています。ご相談者からは「そこまで書いてもらえるなら、すぐにでもお願いしたい」と言っていただきましたが、ほかの相続人の方と相談する必要があり、ご相談者お一人では決められない状態です。
相続人どうしで話し合うときは、具体的な金額が分かっている方が話を進めやすくなります。まだ解体すると決まっていなくても、見積もりだけ先に取っておくのも1つの方法です。見積もりから1年ほどたってからご依頼いただくことも、珍しくありません。
相続放棄を考えている場合は、先に専門家へ
相続放棄を検討している場合は、実家を解体する前に、司法書士や弁護士などの専門家に相談してください。相続した財産を処分すると、相続を認めたとみなされ、相続放棄ができなくなるおそれがあります。
実家を解体するまでの7つの手順
実家の解体は、おおむね次の7つの手順で進みます。
① 見積もりを依頼する
まずは解体業者に見積もりを依頼します。裕美工業では見積もりは無料です。遠方にお住まいで現地に来られない場合も、敷地に入る許可をいただければ、裕美工業が現地を確認して見積もりをお出しします。
② 家財を整理する(家財が残ったままでも依頼できる)
実家の中に家具や家電、日用品などの荷物が残っていても、そのまま解体を依頼できます。実際に、家財が残ったままご依頼いただくことも多くあります。
残しておきたい物がある場合は、工事の前にテープなどで印をつけておいていただくか、あらかじめお伝えください。印のある物を残して作業を進めます。作業中に気づいたことがあれば、その都度ご相談しながら進めます。
冷蔵庫やソファーなど、ご自身では運び出せない大きな物だけを先に移動させたい場合、引っ越し業者に頼むと割高になりがちです。広島県内であれば、解体の前に裕美工業が運び出せる場合もありますのでご相談ください。

家財の片付けや遺品整理については、裕美工業の不用品処分のページもご覧ください。
③ 契約とライフラインの解約
見積もりの金額にご納得いただけたら契約です。契約後、1週間ほどで工事に着手できます。
契約のタイミングで、電気・ガス・水道・電話(NTT)といったライフラインの停止や、ケーブルテレビなどの解約をお願いしています。何をいつまでに止めればよいかは、裕美工業からお伝えします。
工事の前に施主がやることは、「家を解体する前にやること|片付けからお祓いまで時期別【広島】」で詳しく紹介しています。
④ 届出と近所への挨拶
解体工事に際して、各種の届出が必要な場合があります。
例えば、延床面積が80㎡以上の建物を解体するときは、建設リサイクル法にもとづく届出が必要です。敷地が狭く、工事車両を道路に止める必要がある場合は、警察に道路使用の許可も申請します。これらの手続きは裕美工業で行います。
工事の1〜2週間前には、実家の近所の方へ挨拶に回り、工事の期間をお伝えします。挨拶は裕美工業が行うので、施主の方が一緒に回る必要はありません。施主の方も一緒に回られることがあります。
⑤ 解体工事(養生→本体の解体)
着工したら、まず家の中の残った物を運び出し、内装を解体します。その後、粉じんが周りに飛ばないよう、足場と防音シートで建物を囲ってから、建物本体を解体します。

木造30坪くらいの住宅なら、状況にもよりますが着工から2週間ほどで更地になります。
⑥ 外構の撤去と立ち会い
建物がなくなった後、ブロック塀や植木を残すか撤去するか、仕上げの土の高さをどこに合わせるかなど、細かいところを決める場面で立ち会いをお願いしています。最初の段階で決まっていれば立ち会いがないこともあり、写真やビデオ通話で確認していただくこともできます。
⑦ 支払いと、建物がなくなった後の登記
お支払いは、原則として工事が完了し、現地をご確認いただいてからです。振込でも現金でも構いません。
建物を解体したら、1か月以内に法務局へ「建物滅失登記」を申請する必要があります。登記の申請は施主の方が行うもので、土地家屋調査士に依頼するのが一般的です。
遠方に住んでいても、実家の解体は進められる
実家が遠方にあると、何度も足を運ぶのは大変です。裕美工業では、実際に県外にお住まいの相続人の方からのご依頼も多く、次のように進めています。
- 見積もり: 敷地に入る許可をいただければ、立ち会いなしで現地を確認します
- 近所への挨拶: 裕美工業が回ります
- 工事中の確認: 外構の撤去などは、写真やビデオ通話で確認していただけます
- 支払い: 工事完了後に、振込でお支払いいただけます
実家の解体に使える補助金
広島市など、空き家の解体に使える補助制度を設けている自治体があります(例えば広島市には老朽化した空き家の解体費用を補助する制度があります。広島県内のほかの市町の制度は、広島県の一覧で確認できます)。ご相談いただく方の中にも、ご自身で調べて「補助金は使えないのか」と聞かれる方が多くいらっしゃいます。
補助金を使う場合に注意したいのは、多くの制度で、交付が決まる前に工事を始めると対象外になることです。受付期間が決まっている制度もあるため、すぐに解体したい場合は日程が合わないこともあります。
裕美工業では、補助金を前提にした見積もりではなく、通常の見積もりをお出ししたうえで、使える制度があればご提案しています。申請はご本人が行いますが、見積書など申請に必要な書類は裕美工業でご用意します。
広島市の解体補助金の対象や申請の流れは、「広島市の空き家解体補助金、使える人・使えない人【2026年度】」で詳しく紹介しています。
解体した後の土地と固定資産税
建物を解体して更地にすると、土地の固定資産税が上がる場合があります。住宅が建っている土地に適用されている軽減の特例(住宅用地の特例)が、受けられなくなるためです。実際にどれくらい変わるかは土地によって違うので、市区町村の窓口や税理士に確認してください。
解体した後の土地を売るのか、活用するのかも、あわせて考えておきたいところです。裕美工業では、解体後の土地の売却や活用のご相談にも対応しています。
更地にした後の固定資産税や土地の活用は、「更地の固定資産税は6倍?上がる額と安くする方法【広島】」で詳しく紹介しています。
まとめ
この記事でお伝えしたポイントは、次の5点です。
- 木造の一軒家の解体費用は、坪あたり2.8万〜5万円(税抜)が目安
- 解体には相続人全員の同意が必要。見積もりを先に取っておくと話し合いを進めやすい
- 家財が残ったままでも依頼できる。残したい物には印をつけておく
- 遠方に住んでいても、立ち会いや挨拶を任せて進められる
- 補助金は、交付が決まる前に工事を始めると対象外になる制度が多い
「うちの実家の場合はどうなるのか」と思ったら、まずは見積もりでおおよその金額を知るところから始めてみてください。裕美工業では見積もりは無料で、遠方にお住まいの方や、まだ解体すると決めていない段階のご相談も受け付けています。
裕美工業の解体工事
- 見積もり無料。現地に立ち会えない方、遠方にお住まいの方もご相談ください
- 現地確認後の見積もりに、目に見える部分で後から増額することはありません
- 自社の職人が施工し、石綿含有建材調査者も在籍しています
- 解体後の土地の売却・活用のご相談にも対応します










