重機が入らない家の解体費用は?手壊しの坪単価と割高な理由【広島】
家の前の道が狭い、細い通路の奥に家が建っている、道路から階段を上がった先に家がある。こうした家を解体するときに気になるのが、「重機が入らないと、解体費用はどれくらい高くなるのか」ではないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、重機が入らない家の解体費用は、重機で解体できる家に比べて1.3〜1.5倍ほどになるのが裕美工業の目安です。ただし、解体した廃材を手で運ぶ距離が長い現場では、それ以上になることもあります。
この記事では、広島で解体工事を行う裕美工業の実例をもとに、手壊し解体の費用の考え方と、割高になる理由、見積もりで確認しておきたいことを解説します。
重機が入らない家の解体費用は、1.3〜1.5倍が目安
重機が入らない家では、小型の重機を使ったり、人の手で建物を壊したりして解体します。重機で一気に壊せないぶん、人手と日数がかかるため、費用は上がります。裕美工業の目安では、重機で解体できる場合の1.3〜1.5倍ほどです。
坪単価で見ると
裕美工業では、木造の一軒家の解体費用を坪あたり2.8万〜5万円(税抜)を目安にしています。この幅は、敷地に車両や重機が入れるか、道路と敷地に高低差があるか、手で壊す必要があるかといった現場の条件によるものです。施工しやすい現場ほど安く、重機が入らない現場は高い方になります。
同じ広さの家でも、重機で壊せるかどうかで坪単価は変わります。見積もりを比べるときは、坪単価だけでなく、重機で壊す前提か、手壊しの前提かも確認しておきましょう。
構造別の坪単価や、見積もりから費用が増えるケースは、「家の解体費用の相場は?坪単価の目安と追加費用が出るケース【広島】」で詳しく紹介しています。
手で運ぶ距離が長いと、何倍にもなることがある
1.3〜1.5倍は、トラックを家の近くまで寄せられる現場の目安です。トラックが家から離れた場所にしか止められず、解体した廃材を人の手で何十メートルも運ぶ現場では、費用が何倍にもなることがあります。
家の前まで車が入れるかどうかは、費用を大きく左右します。見積もりのときは、トラックをどこに止められるかも確認してもらいましょう。
手壊し解体とは
手壊し解体とは、重機を使わずに、人の手と手持ちの工具で建物を壊していく解体の方法です。重機が入らない現場のほか、重機を使うと隣の家を傷つけるおそれがある現場でも選ばれます。
重機で壊す家でも、内装と屋根は手作業
実は、重機で解体する家でも、すべてを重機で壊すわけではありません。延床面積80㎡以上の建物の解体では、建設リサイクル法にもとづいて、内装材や屋根材などを先に手作業で取り外し、分別してから建物本体を壊すことが決められています。
裕美工業の解体工事も、まず家の中の残った物を運び出し、内装を手で解体してから、建物本体を重機で壊す順番で進めます。手壊し解体では、この最後の「建物本体を壊す」工程まで人の手で行います。
手壊し解体が割高になる理由
手壊し解体が割高になるのは、主に次の3つの理由からです。
- 人手が多く必要になる
柱や梁、壁を1つずつ人の手で外していくため、重機で壊すより多くの作業員が必要です。 - 工期が長くなる
作業に時間がかかるぶん、工期が延び、人件費がかさみます。木造30坪くらいの家なら、重機で解体する場合より工期が2週間ほど長くなります。 - 運び出しに手間がかかる
道が狭く小さなトラックしか入れない現場では、1回に運べる量が減り、運ぶ回数が増えます。トラックが家から離れていれば、そこまでの手運びも必要です。
重機が入らない家とは
解体用の重機やトラックが入れない家には、次のような例があります。
- 前面の道路や、途中の道が狭い家:家の前の道は広くても、そこに行くまでの道が狭かったり、曲がり角が急だったりすると、重機やトラックが通れません
- 旗竿地の家:道路から細い通路(竿の部分)を通った奥に家が建っている土地です。通路の幅が狭いと、重機が奥まで入れません
- 道路と敷地に高低差がある家:道路から階段を上がった先にある家などは、重機を敷地に上げられないことがあります
- 隣の家との間が狭い家:重機が敷地に入れても、隣の家との間が狭いと、重機を動かせる向きが限られます
広島は、住宅地の道が狭いところや、高低差のある土地が多く、裕美工業でも重機が入らない現場はどの区にもあります。狭小地や、車の入れない路地の奥の家も、ご相談ください。

旗竿地の家を解体するときに確認したいこと
旗竿地の解体費用は、竿の部分の幅と長さで大きく変わります。幅が狭いと重機が入れず、長いと廃材を運ぶ距離が延びるためです。
また、解体した後に家を建て替える予定がある場合は、竿の部分の幅も確認しておきましょう。建築基準法(43条)では、建物を建てる敷地は道路に2m以上接していなければならないと決められています。竿の部分の幅がこの条件を満たしていないと、建て替えができない場合があります。解体してから分かることのないよう、建て替えを考えている場合は、解体の前に建築士や市区町村の窓口で確認してください。
実例:4トン車が入れず、2トン車で出直した現場
現地を確認していても、重機やトラックが入れるかどうかを読み違えることは、裕美工業でもあります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 広島市東区 |
| 状況 | 4トン車で入れると見込んで向かったが、途中の道が狭く入れなかった |
| 対応 | いったん戻って2トン車に積み替え、2トン車で作業した |
住宅地の中の道が狭く、入り組んだ地域では、4トン車で入れると思っていても、実際に行ってみると入れないことがあります。2トン車は4トン車より1回に運べる量が少ないため、運ぶ回数が増え、そのぶん手間がかかります。
重機が入らない現場は、このように見積もりの段階で手間を読み切るのが難しい現場です。裕美工業では、読み違いで手間が増えた場合も見積もりミスとして扱い、お出しした金額は変えないようにしています。
隣の家が近い現場で、着工前にしていること
重機が入らない家は、隣の家との距離も近いことが多くあります。こうした現場で裕美工業が必ず行っているのが、着工前に隣の家の状態を写真に残すことです。
作業前の写真がないと、工事の後で隣の家に傷が見つかったとき、解体工事でついた傷なのか、もともとあった傷なのかが分からず、話がこじれてしまいます。裕美工業でも過去に何度もこうした経験があり、着工前の写真を欠かさないようにしています。
広島の住宅地は建物どうしが近く、隣の家との間にカメラを入れるすき間がない現場もあります。そうした現場でも、撮れる範囲で工事前の状態を記録し、隣の家の方と一緒に目で見て確認してから工事に入ります。

工事中の粉じんや騒音など、近所とのトラブルを防ぐ工夫は、「解体工事の近所への挨拶はどこまで?範囲と粗品の目安【広島】」で詳しく紹介しています。
重機が入らない家の解体で、確認しておきたいこと
重機が入らない家の解体を依頼するときは、次の3点を確認しておくと安心です。
- 現地を見てもらってから見積もりを取る
写真や図面でも概算は出せますが、トラックをどこに止められるか、途中の道を通れるかは、現地を見ないと分かりません。遠方にお住まいで立ち会えない場合も、敷地に入る許可をいただければ、裕美工業が現地を確認します。 - 見積書に「手壊し」や「運搬」の条件が書かれているか
手壊しで見積もっているのか、重機で見積もっているのか、廃材を運ぶ距離をどう見込んでいるのかを確認しましょう。「条件によって別途」と書かれている場合は、どんなときに、いくら増えるのかを聞いておくと安心です。 - 工事車両をどこに止めるか
敷地に車両が入らない場合、工事車両を道路に止めて作業することがあります。その場合は警察に道路使用の許可を申請し、近所の方にも事前にお知らせします。裕美工業では、これらの手続きと近所への挨拶を行っています。
まとめ
この記事でお伝えしたポイントは、次の5点です。
- 重機が入らない家の解体費用は、重機で解体できる場合の1.3〜1.5倍ほどが目安
- 廃材を手で何十メートルも運ぶ現場では、何倍にもなることがある
- 道が狭い家、旗竿地、高低差のある家、隣の家が近い家は、手壊しになりやすい
- 旗竿地で建て替えを考えている場合は、解体の前に接道の条件を確認する
- 隣の家が近い現場では、着工前に隣の家の状態を写真に残しておくことが大切
「うちの前の道は重機が入るのか」と気になったら、まずは現地を見たうえでの見積もりで確かめてみてください。裕美工業では見積もりは無料で、道が狭い家や路地の奥の家のご相談も数多くお受けしています。
裕美工業の解体工事
- 見積もり無料。現地に立ち会えない方、遠方にお住まいの方もご相談ください
- 現地確認後の見積もりに、目に見える部分で後から増額することはありません
- 自社の職人が施工し、石綿含有建材調査者も在籍しています
- 解体後の土地の売却・活用のご相談にも対応します










