解体工事の近所への挨拶はどこまで?範囲と粗品の目安【広島】
家を解体するとき、気になることの1つがご近所への影響です。解体工事では重機の音やほこりがどうしても出るので、「苦情が来たらどうしよう」「挨拶には何を持っていけばいいのか」と心配される方も多いのではないでしょうか。
解体工事の音やほこりを、完全になくすことはできません。だからこそ、工事の前にきちんと挨拶をして、工事中はできる限りの対策をとり、困りごとが出たらすぐに対応することが大切です。
この記事では、広島で解体工事を手がける裕美工業が、近所への挨拶の範囲や粗品、挨拶状の文例から、工事中の騒音・粉じん対策、苦情が出たときの対応まで、実際の現場での取り組みを交えて解説します。
解体工事で近所とトラブルになりやすい4つのこと
解体工事で近所の方から寄せられる困りごとは、主に次の4つです。
- ほこり(粉じん): 建物を壊すときに出るほこりが風で飛び、洗濯物や車、窓を汚す
- 騒音: 重機で建物を壊す音や、廃材を積み込む音
- 振動: 重機の作業や、基礎のコンクリートを壊すときの揺れ
- 工事車両: 重機やトラックの出入り、道路への駐車
裕美工業の現場で、近所の方からの苦情として多いのは、ほこりが舞うことです。防音シートで建物を囲っていても、風の強い日などは、どうしてもほこりが外に出てしまうことがあります。
工事車両については、敷地が狭く道路に車を止める必要がある場合は、警察に道路使用の許可を取ってから工事を行います。許可を取らずに止めれば、近所の方の迷惑になるためです。
近所への挨拶は、誰が・いつ・どこまで回るか

挨拶は解体業者が回るのが基本。施主の同行は自由
近所への挨拶回りは、解体業者が行うのが基本です。裕美工業でも、工事の前に担当者が近所を回ってご挨拶しています。
施主の方が一緒に回るかどうかに、決まりはありません。「これからもご近所付き合いが続くので、自分からも挨拶したい」と一緒に回られる方もいれば、県外にお住まいで、実家の解体の挨拶を裕美工業に任せる方もいます。
施主の方が工事の前にやることは、「家を解体する前にやること|片付けからお祓いまで時期別【広島】」で詳しく紹介しています。
時期は着工の1〜2週間前
裕美工業では、工事が始まる1〜2週間前に近所へ挨拶に回り、「いつからいつまで工事をします」とお伝えしています。
何の知らせもなく重機が入って工事が始まれば、近所の方は驚きます。挨拶なしで工事を始めると、同じ音やほこりでも、苦情につながりやすくなります。近所への挨拶は法律で決められているものではありませんが、工事を進めるうえで欠かせないものと考えています。
回る範囲の目安
挨拶に回る範囲は、一般的には両隣、向かいの3軒、裏の3軒が目安とされています。このほか、工事車両が前を通る家や、同じ町内会の班の家に声をかけることもあります。
裕美工業では、解体する建物に面している周りの建物と、道路を挟んだ向かい側の建物に挨拶に回っています。
建物が密集している場所では、音やほこりが届く範囲も広くなります。どこまで回るかは、現地を見たうえで業者と相談して決めるとよいでしょう。
粗品は必要か
挨拶のときに粗品を持っていくかどうかも、決まりはありません。一般的には、タオルや洗剤、ちょっとしたお菓子など、500〜1,000円程度で相手が受け取りやすい品を持っていくことが多いようです。のしを付ける場合は「御挨拶」とするのが一般的です。
裕美工業では、挨拶状を持って回り、両隣の家には粗品もお渡ししています。粗品の費用は裕美工業が負担しているので、施主の方が用意する必要はありません。
挨拶で伝えること(挨拶文の例文)
挨拶では、主に次のことをお伝えします。
- 工事の期間(いつからいつまで)
- 作業の時間と、休みの日
- 工事をする場所と、施主の名前
- 施工する業者の名前と、困ったときの連絡先
留守の家には、同じ内容を書いた挨拶状をポストに入れておき、日をあらためて、もう一度ポストに投函しています。
施主の方から挨拶文を添えたいときは、次のような例文が参考になります。
このたび、〇〇(住所)の建物を解体することになりました。
工事の期間中は、騒音やほこりなどでご迷惑をおかけしますが、できる限り配慮して進めてまいります。ご理解とご協力をお願い申し上げます。工事期間:〇年〇月〇日〜〇月〇日(予定)
作業時間:午前8時から(日曜日は休み)
施工業者:株式会社裕美工業(連絡先:〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇〇)
施主:〇〇〇〇
工事中の騒音・粉じん・振動への対策
挨拶をしても、工事中の対策が不十分では苦情につながります。裕美工業では、工事中に次のような対策をとっています。
足場と防音シートで囲う
建物本体を壊す前に、建物の周りに足場を組み、防音シートで囲います。そのまま壊すと、ほこりや細かいごみが近所に飛んでしまうためです。街中の解体現場でよく見かける、建物がシートですっぽり覆われた状態です。

水をまいて粉じんを抑える
解体の作業中は、水をまいて、ほこりが舞い上がるのを抑えながら作業します。
作業時間と休み
裕美工業の現場の作業は、朝8時からです。重機を使う音の大きな作業は、9時から始めるようにしています。日曜日は休みにしています。
祝日は基本的に作業をしますが、シルバーウィークのような長い連休は、近所の状況を見て祝日を休みにすることもあります。
作業の時間には、法律の決まりもあります。騒音規制法・振動規制法では、大きな重機やブレーカー(コンクリートを砕く機械)を使うなど、一定の作業を「特定建設作業」として、住宅地などの指定地域では、夜間(第1号区域では午後7時〜午前7時)や日曜・休日の作業を原則として禁止しています。対象になる作業をする場合は、元請けの業者が作業を始める7日前までに市区町村に届け出ます。どの作業が対象になるかは使う機械や場所によって変わりますが、裕美工業では、対象になるかどうかにかかわらず、上の時間で作業を行っています。
隣の家との「傷トラブル」を防ぐ、着工前の写真

解体工事の後、「工事のせいで壁にヒビが入った」「外壁に傷がついた」と隣の家の方から言われることがあります。このとき困るのが、その傷が工事でついたものなのか、もともとあったものなのかが分からないことです。
裕美工業では、工事を始める前に、隣の家の状態を写真に撮って残しています。過去に、傷の原因をめぐって工事の後に揉めたことが何度もあったためです。工事の前の写真があれば、工事でついた傷かどうかを確かめられます。
ただ、広島は家と家の間が狭い場所が多く、すき間にカメラを入れることもできず、工事の前に写真が撮れない現場もあります。そうした現場では、工事の前に隣の家の方と一緒に目で見て状態を確認し、解体の途中で気づいたことがあればすぐにお伝えしています。
なお、工事で隣の家に損害が出た場合、民法(716条)では、原則として施主(工事の注文者)ではなく、工事をした業者が責任を負うとされています。ただし、施主の注文や指図に過失があった場合は、施主も責任を問われることがあります。実際の対応は状況によって変わるため、業者とよく話し合い、必要に応じて専門家に相談してください。
隣の家が近い現場や、重機が入らない現場の解体は、「重機が入らない家の解体費用は?手壊しの坪単価と割高な理由【広島】」で詳しく紹介しています。
それでも苦情が出たときの、業者の対応
どれだけ対策をしても、近所の方から苦情が寄せられることはあります。大切なのは、そのときに業者がすぐに話を聞き、できる対応をとることです。裕美工業では、例えば次のように対応してきました。
- ほこりが舞うと言われたとき: 風の強い日などで、防音シートで囲っていてもほこりが出てしまう場合は、近所の方に車のカバーをお配りしたうえで作業を進めたことがあります
- 音がうるさいと言われたとき: 近所の方とお話をして、音の大きな作業をする時間帯を調整しています
苦情の連絡は、挨拶のときにお伝えした業者の連絡先に届きます。施主の方に直接連絡が入った場合も、業者に伝えていただければ、業者が近所の方とお話しして対応します。
近所とのトラブルを防ぐために、業者に確認しておきたいこと
近所とのトラブルを防げるかどうかは、業者の対応によるところが大きくなります。見積もりを依頼するときに、次のことを確認しておくと安心です。
- 近所への挨拶を回ってくれるか。どこまで回るか
- 足場と防音シートで建物を囲うか。水まきをするか
- 作業の時間と、休みの日
- 工事の前に、隣の家の状態を写真に残すか
- 近所の方から苦情が来たときの連絡先と、対応のしかた
裕美工業では、見積もりの段階でこうしたことにもお答えしています。解体工事の流れは、総合解体事業のページもご覧ください。
まとめ
この記事でお伝えしたポイントは、次の5点です。
- 近所への挨拶は解体業者が回るのが基本。施主が一緒に回るかどうかは自由
- 挨拶は着工の1〜2週間前。範囲は両隣・向かい・裏の家が目安で、現地を見て業者と決める
- 粗品は決まりはないが、500〜1,000円程度のタオルや洗剤などが一般的
- 工事中は、防音シート・水まき・作業時間で、音やほこりをできる限り抑える
- 隣の家との傷トラブルを防ぐには、着工前の写真が役に立つ
解体工事の音やほこりはゼロにはできませんが、挨拶と工事中の配慮で、近所の方の負担は減らせます。「近所に迷惑をかけないか心配」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
裕美工業の解体工事
- 見積もり無料。現地に立ち会えない方、遠方にお住まいの方もご相談ください
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- 自社の職人が施工し、石綿含有建材調査者も在籍しています
- 解体後の土地の売却・活用のご相談にも対応します










